書評・ジャンル:歴史小説

五郎治殿御始末

わりに合わないことばかりしている人へ、あるいは、逃げ遅れてる人へ ISBN(13桁)/9784101019253 作者/浅田次郎 私的分類/歴史小説(明治維新)・泣ける話(短編) 作中の好きなセリフ/ いずれ鉄道が敷かれるとなれば、飯田橋の名の残して消え去るさだ…

一刀斎夢録 (下)

最近気が弱くなっている人へ、あるいは、何かものすごく極めた道がある人へ ISBN(13桁)/9784163298504 作者/浅田次郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・いぶし銀な男の話(ハードボイルド風) 作中の好きなセリフ/ のう、梶原。 わしはおぬしが、さな…

一刀斎夢録 (上)

気が弱くなっている人へ、あるいは、自分は自慢話が多いと反省している人へ ISBN(13桁)/9784163298405 作者/浅田次郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・いぶし銀な男の話(ハードボイルド風) 作中の好きなセリフ/ 教官は俺の耳をつまんで口元まで引…

蒼き狼の血脈

チンギス=ハンの子供たちの歴史に興味がある人へ、あるいは、単純明快な話が好きな人へ ISBN(13桁)/9784163287003 作者/小前亮 私的分類/歴史小説(モンゴル帝国)・爽快な本 作中の好きなセリフ/ 西のはて、草原が尽きたところに、海がある。 父が見…

うるしの実のみのる国 下

これから米沢観光を考えている人へ、あるいは、一歩前進二歩後退を繰り返している人へ ISBN(13桁)/9784167192330 作者/藤沢周平 私的分類/歴史小説(江戸時代中期) 作中の好きなセリフ/ その粗末ないでたちを見て、なかには目ひき袖ひきする者もいた…

うるしの実のみのる国 上

これから米沢観光を考えている人へ、あるいは、一進一退を繰り返している人へ ISBN(13桁)/9784167192327 作者/藤沢周平 私的分類/歴史小説(江戸時代中期) 作中の好きなセリフ/ 今日はしきりに古弾正さま(三代上杉定勝)が顔の見ぐるしい男を召使わ…

火天の城

たいていの「信長もの」を読みつくした人へ、あるいは、星一徹級の父親を持つ人へ ISBN(13桁)/9784167735012 作者/山本兼一 私的分類/歴史小説(戦国末期)・いぶし銀な男たち 作中の好きなセリフ/ 以俊は苦笑した。父親がこんな剽げた面を、若い頃か…

のぼうの城

能ある鷹が爪を隠しすぎて今や爪がどこにあるか分からなくなった人へ、あるいは、司馬遼太郎の本が重くて読めない人へ ISBN(13桁)/9784093861960 作者/和田竜 私的分類/歴史小説(戦国末期)・読みやすい本 作中の好きなセリフ/ ならば無能で、人が良…

親鸞(三)

いつも他力本願な人へ、あるいは、親鸞のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784061965133 作者/吉川英治 私的分類/歴史小説(平安末・鎌倉時代)・人物史(偉人伝風) 作中の好きなセリフ/ なむあみだぶつの六音のうちには、もっと宏大無辺な感…

親鸞(二)

いつも他力本願な人へ、あるいは、法然のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784061965126 作者/吉川英治 私的分類/歴史小説(平安末・鎌倉時代)・人物史(偉人伝風) 作中の好きなセリフ/ 人により、信心に異があると観るのは、自力の信心のこ…

親鸞(一)

いつも他力本願な人へ、あるいは、親鸞のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784061965119 作者/吉川英治 私的分類/歴史小説(平安末・鎌倉時代)・人物史(偉人伝風) 作中の好きなセリフ/ 今日までは、骨を砕かれ、肉をやぶられても、この口は…

憑神

ついてない人へ、あるいは、つぶれそうな会社で働いている人へ ISBN(13桁)/9784101019246 作者/浅田次郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・泣ける話・面白い本 作中の好きなセリフ/ 「喧嘩ってのア、勝ち負けじゃあねぇ。勝ちっぷりと負けっぷりだ」 …

箱根の坂(下)

世の中に行き詰まりを感じている人へ、あるいは、歳をとらない人へ ISBN(13桁)/9784062748032 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(室町時代後半)・いぶし銀な男の話 作中の好きなセリフ/ 人々の血を吸う。それだけの家ではないか。血を吸いながら人…

箱根の坂(中)

世の中に行き詰まりを感じている人へ、あるいは、五十歳くらいでやっと子持ちになりたい人へ ISBN(13桁)/9784062748025 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(室町時代後半)・いぶし銀な男の話 作中の好きなセリフ/ 早雲には、あるいは馬上天下を切り…

箱根の坂(上)

世の中に行き詰まりを感じている人へ、あるいは、遅咲きしたい人へ ISBN(13桁)/9784062748018 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(室町時代後半)・いぶし銀な男の話 作中の好きなセリフ/ まったくこの新九郎は得体が知れない。 貴人かと思えば、鞍作…

竜馬がゆく (八)

竜馬のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784167105747 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・爽快な話 作中の好きなセリフ/ 天に意思がある。 としか、この若者の場合、思えない。 天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの…

哄う合戦屋

山本勘助風な人物のファンへ、あるいは、司馬遼太郎の本が重くて読めない人へ ISBN(13桁)/9784575236644 作者/北沢秋 私的分類/歴史小説(戦国中期)・読みやすい本 作中の好きなセリフ/ いや、有り難いことでござる。随分と長い間、こんなにも楽しい…

竜馬がゆく (七)

他人が西向けば東を向く人へ、あるいは、竜馬のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784167105730 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・爽快な話 作中の好きなセリフ/ 「坂本さんが、時勢の孤児になる、と申したこと。孤児は言いす…

竜馬がゆく (六)

(私同様)高貴じゃない人へ、あるいは、竜馬のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784167105723 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・爽快な話 作中の好きなセリフ/ 「長州が可哀そうではないか」 と叫ぶようにいった。当夜の竜馬…

竜馬がゆく (五)

ついてないへ、あるいは、竜馬のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784167105716 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・爽快な話 作中の好きなセリフ/ 「するめが、大砲になる話をごぞんじでござるか」 (←同作品を扱う他ブログへ) …

竜馬がゆく (四)

天を仰いで悲憤するのが好きな人へ、あるいは、竜馬のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784167105709 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・爽快な話 作中の好きなセリフ/ 武市は最後に、島本、島村の両人の手をにぎり 「事、ここ…

竜馬がゆく (三)

無一文で旅行ができる呑気な人へ、あるいは、竜馬のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784167105693 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・爽快な話 作中の好きなセリフ/ アメリカでは、大統領が下駄屋の暮らしの立つような政治を…

竜馬がゆく (二)

無一文で旅行ができる呑気な人へ、あるいは、竜馬のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784167105686 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・爽快な話 作中の好きなセリフ/ 「もうよい、竜馬。いったい、読めもせんで意味ばァ、わか…

竜馬がゆく (一)

背中いちめんに毛が生えている人へ、あるいは、竜馬のことをよく知らない人全般へ ISBN(13桁)/9784167105679 作者/司馬遼太郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・気分の明るくなる話 作中の好きなセリフ/ 竜馬は気の毒になった。気の毒になればつい言…

壬生義士伝 下

白虎隊風な話が大好きで年末の特別番組なんかを目を皿にして探してる人へ、あるいは、親というものになって少し経った頃の人へ ISBN(13桁)/9784167646035 作者/浅田次郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・泣かせる話 作中の好きなセリフ/ 南部の士魂…

壬生義士伝 上

剣が好きで好きで、寝床でも剣を抱かないと眠れない人へ、あるいは、親というものになって少し経った頃の人へ ISBN(13桁)/9784167646028 作者/浅田次郎 私的分類/歴史小説(幕末・維新)・泣かせる話 作中の好きなセリフ/ いい言葉だと思ったぜ。あれ…