亀岡文殊堂(山形県高畠町)


【特徴】
苔むす山のお寺・知恵の神様
【住所】
山形県東置賜郡高畠町大字亀岡4028−1
【日付】
2010年10月
【駐車場】
山門付近に20台、もうちょっと上がってお土産屋の前に数十台
【遊具】
無し
【トイレ】
お土産屋のところにあった




【レポート】
 高畠は米沢の北、車で20分ほどのところにあります。今回初めて来ましたが、広い盆地に白いモヤがかかり、その様がなんとも優しげです。風光明媚。住んでないので実際は分かりませんが、「まほろば」という印象の美しい村でした。


 その高畠町の山に、亀岡文殊という知恵の神様をまつっているお寺があり、なんでも日本三大文殊と言われているとか。まぁ、初めて知ったことですし、そもそも他の2つも知りませんし、、、いつもなら見逃すのですが、「伊達政宗の母は、このお寺に祈願して政宗を授かった」と言われると、立ち寄らざるを得ません。うちの子も政宗級の立派な人物になれますようにと遅まきながらお願いすべく、、、とは言っても今連れてるのは次女ひとり。次女が政宗級の偉人になっても大丈夫か?というような若干のアンバランスさも感じつつ。参拝させていただきました。
 結論から言うと、参拝客でごった返しているわけでもなく、ほどほどに山寺の森閑とした感じも味わえて、さりとて山登りで疲労するというわけでもなく、知恵の神様から知恵を授かって、行って良かったです。


 時折現れる「文殊堂こっち」的看板に従って山沿いの太いアスファルト道を行くと、文殊堂の山門が遠くに見えます。

 駐車場は山門脇にあります。

 山門から。結構距離があるように見えますが、登ってみると、そうでもなかったです。もう少し上がったところにも駐車場とお土産屋があります。普通はそこから登るみたいです。

参道も良い感じです。比叡山延暦寺の山道に慣れている自分としては、懐かしい感じすらします。
参道の両脇に、十六羅漢や石灯籠が、文字通り苔むして趣をムキ出してます。この苔むしっぷりは、なかなか他では見られません。

参道脇に建ってました。近くにいたお婆さんの喋ってたのが聞こえたところが「安産の神様がいる」とか。
古くて分かり難いですが、龍の細かな彫刻がほどこされ、昔はさぞや立派な建物だったろうと思われます。


 本堂です。

 本堂に向かって右脇に、「飲めば知恵がつく」利根水がわき出てます。

 私も500杯くらい飲めば賢くなれるでしょう。


 下は縁結びの神様。

 こちらも色が落ちていて分かり難いですが、細かな彫刻がほどこされていて、手間ひまかけて作られた感じが伝わってきます。


 全体に、厳かに古びた感じが漂います。西暦800年頃の創建で、最初に述べた伊達政宗の話や、米沢上杉家の名将、直江兼続が歌会を催したという話も伝わっています。歴史がありますね。
 合格祈願や就職成功祈願者に御利益があるとのことです。境内にも、合格祈願や、お礼参りの札がたくさんかかって、繁盛しているようです。


 山門から登って境内で子ども達が賢くなるよう一心不乱に祈って山門に戻って車に乗って、3,40分くらいの参拝でした。




【印象】
宗教施設なので採点形式は控えさせていただきます。
アクセス:適
散歩に向いているか:適(ふもとからお土産屋までジョギングしてる人がいました)
子供と遊べるか:−
総合:近くにあれば、何度も立ち寄りたいところです




【他サイトでの紹介】
山形観光ブログ
亀岡文殊の様子が写真入りでよく分かります(私のよりも(!)分かり易いです)。
トップページは、山形観光に関する情報が満載です。