有馬館(山形県上山市)


【特徴】
昭和な感じの旅館
【住所】
山形県上山市新湯6−5
【日付】
2010年10月
【駐車場】
有り。ただし場所が離れているので従業員さんが車を運んでくれる
【遊具】
無し
【トイレ】
清潔




【レポート】
 天童でモンテディオ山形の試合が終わったのが17時。有馬館には18時30分には着いていました。
 モンテディオ山形の公式サイトには、モンテディオ観戦割引有りとして、当旅館も載っていた(2010年9月現在)のですが、直接聞くと「やっていません」とのことでした。旅館のサイトには、JAF割引有りとあったのですが、支払いの際に確認すると「他で割引しているので対象外」とのことでした。この旅館については、ネットの情報は色々古いみたいです。


 女将さんは愛想が良かったです。まず、ここで印象アップ。
 朝食夕食は部屋食。子連れの私が当館を選んだ最大の理由がコレです。朝食が部屋食だと、妙に早い時間に起こされて布団を片付けられて呆然、ということを心配しますが、それも無し。朝食ギリギリまでそのままにしておいてくれました。ここでも加点。


 食事は結構なボリュームです。特別メニューに山形牛のステーキを追加したので、なおさら。山形牛は、有名ブランド米沢牛に名前でこそ劣りますが、味はなかなかのもの。米沢牛より値段が安い分、コストパフォーマンスで勝る山形牛に軍配を上げます。
 他にも、名物芋煮や山形牛の小すき焼きや刺身やなにやらで、もはや腹いっぱいです。私は大食いで、蕎麦屋でもり蕎麦を頼むときは必ず大盛りなのですが、そんな私でも満足な量でした。もちろん味も良し。部屋食ながら、従業員さんは意識的に部屋に顔を出す回数を減らす工夫をしているとかで、気兼ねがありません。ここも加点です。
 ただ、部屋に顔を出す回数を減らした分、食事は一度に持ち込むので、料理が冷めてしまい勝ちなのが難点。ビールなんかも部屋備え付けの冷蔵庫から取ってくれ、とのことで、味気ないと言えば、味気ないかもしれません。回数を減らすか増やすか、あちらを立てればこちらが立たず現象が起きています。
 

 旅館自慢の風呂。露天風呂は18時まで(翌朝再開)とのことで、夜は入れませんでした。露天風呂は、旅館の公式サイトで見たときの印象ほどには、広くありませんでした(ひょっとすると女性風呂の方は広かったのかも)。1階と地下1階に大浴場があり、日毎に男女交代です。1階よりも、地下1階の方が、広くて良かったです。両方の風呂とも、湯温ぬるめの浴槽があったのが○。子供は熱い湯をいやがるので、初めての風呂はいつも心配しています。
 貸切風呂には入っていませんが、それを加えれば、まさに館内温泉巡りになったでしょう。貸切風呂は、私たちの宿泊当日(土曜日)でも、18時時点で、22時頃ならまだ借りられるとのことでした。なかなか愉快な感じの風呂があって、面白いです。


 旅館に着いたのは夜だったので、翌朝、窓の外の景色を初めて見ました。

 全体に、狭い地域に温泉街が密集しているような感じです。駐車場が遠いのも、有馬館に限った話ではなく、おそらく温泉街全体の傾向なのだろうと思いました。
 足湯らしきものが見えました。

 旅館の周辺には、徒歩圏内に上山城があるそうで、温泉街の風情です。


 朝食もボリューム満点(一番上の写真)。食べきれない娘の分も食べて、昼の2時まで全く腹が減りませんでした。


 全体に、頑張っている旅館だと思いました。建物は昭和風で、特に目新しさもなく、古くなっています。しかし、大浴場に浴槽を増設したり、部屋食体制を維持するべく頑張ったり、料理を頑張ってみたり、従業員さんの応対も良かったですし、私はこういうの好きです。




【評価】
アクセス:4/5点(駐車場が離れている以外は○)
散歩に向いているか:4/5点(上山城が近い。温泉客相手の飲食施設も遅くまでやってる)
子供と遊べるか:3/5点(旅館内の風呂が色々あるので、それらを巡るのが楽しい)
総合評価:3/5点(部屋食・夕食の山形牛・豪勢な朝食が◎。ただし、値段相応とみるべきかも)



【他サイトでの紹介】
有馬館の公式サイト
夕食に山形牛ステーキを特別注文できる、とか、その辺の情報を得ました。