梅小路蒸気機関車館（京都府京都市）

【特徴】
ＳＬがいっぱいです
【住所】
京都市下京区観喜寺町
【日付】
2010年8月
【駐車場】
梅小路公園の駐車場があるらしいですが、使ってないので大きさ等不明
【遊具】
ＳＬに乗ったり、汽笛の音比べとか、ジオラマのＳＬを操作したりとか
（小学校中・低学年まで対象になりそう）
【トイレ】
有り・清潔

【レポート】
　お盆に京都旅行。京都駅のプラットフォームに降りたとき、鉄道好きの妻から「梅小路機関車館に行きたい」とのリクエスト。あきれるくらい暑い京都で、簡単に駄々をこねる子供３人を連れて、なおかつ私が全く下調べしていない未知の観光スポットに行くのは極めて心配なのですが、これは旅行なのです。ちょっとくらい冒険が無ければツマりません。オシム元日本代表監督も「野心を持って冒険しろ」と仰っておられる（違ったかな）。「おぉ、いいよ。行こうじゃないの」内心の不安とは裏腹の大様な態度を見せつつ、行くことにしたのです。

　ＪＲ京都駅下車して北側（七条口って言うんでしたっけか。とにかく北側です）のバスターミナルへ。ここからバスに乗って梅小路公園内の蒸気機関車館に行くのが普通ですが、のっけから失敗を。
　「市バス２０５系統が便利」という妻が得た情報に基づき、２０５系統がターミナルのどこにあるのかを探すこと数分。地下街出口の案内に「２０５系統はＣ１乗り場　蒸気機関車館等等」とあったのを信じてＣ１から２０５系統バスにのったのですが、２停留所ほどで終点、九条車庫到着です。なぜか梅小路公園に行きません。運転手さんによると、方向が逆だとのこと。
　私たちはＣ１乗り場から九条車庫行きに乗りましたが、そうではなく、同じ２０５系統でも、金閣寺方面行きのバス。しかもＢ３乗り場から乗らなくてはならなかったそうで。。。後から梅小路蒸気機関車館公式サイトでアクセス情報を確認したところ「Ｂ３乗り場から２０５系統（金閣寺行き）乗車」と書いてありました。中途半端な情報と、不明瞭な案内に振り回されてしまいました。
　「うわ〜、夏の暑い最中に大幅に時間ロスしてしまった」と焦ったものの、逆向きのバスがあっさり来てくれたので助かりました。

　京都のバスは本数も多く、街中を走っているので便利です。その便利ななかでも「頻発」している２０５系統とのこと。これは楽です。ちなみに、大人一人に子供一人の場合、子供料金１１０円（2010年8月現在）は無料になるみたいです。運転手さんに早口で説明されただけなのでイマイチ分からないのですが、市バスのサイトか何かで確認して下さい。

　梅小路公園の停留所を降りて、停留所から西方向に行くと２，３分で梅小路公園の入り口です。公園内にいくつかの施設があり、その一つが蒸気機関車館です。
　
　蒸気機関車館入り口です。昔のＪＲ二条駅舎を移築したものだそうです。

　館内には、売店（Ｎゲージとか、新幹線グッズとかありました）、蒸気機関車が動く仕組み、古今東西のＳＬの模型なんかが並んでました。
　ＳＬの操作室（というのか、運転室というのか）なんていう典型的なものから、

ＳＬの燃料、石炭の重さがどれくらいなのか体験、なんていう「地味だけれど、勉強になった」的なものも。
　個人的に印象に残ったのは、機関車庫の模型ですね。全盛時の梅小路機関車庫を再現しているそうです。

　「機関車庫って何？」ごもっともです。私も、今回の旅行までは知りませんでした。下の写真みたいなやつです。ＳＬたちの家ですね。機関車トーマスで、トーマスやヘンリー、バーティー（違ったかな）なんかが夜になると帰ってくるアレです。扇状に各自の家があって、扇の要のポジションに、機関車を乗せられるくらいデカいターンテーブルがあって、機関車たちが前後の向きを変えたい時はそれに乗ってテーブルがクルリとターンすれば良いわけで、、、まぁ、行って、実際に見れば分かります。
　ここの象徴的な建物が、その機関車庫なのです。旧二条駅舎の裏側にあります。

　写真では写りが悪いですが、各庫の中にＳＬが置いてあります。車庫から外を見ると、こんな感じです。ＳＬは運転席に乗ることもできます。

　１日に何回か、機関車庫からＳＬを動かして見せてくれるイベントがあります。間近で見ると意外な迫力。また、運転士さんも魅せ所を心得てます。さほどＳＬに興味の無い私でも感動してしまいました。

　上の写真。車庫の入り口上部が黒くすすけております。機関車の煙がかかったせいなんですね。私はコレに感動しました。