妙高高原ビール園タトラ館(新潟県妙高市)


【特徴】
チェコ伝来の技術で作った地ビール飲み放題
【住所】
新潟県妙高市池の平2457-2
【日付】
2010年5月
【駐車場】
約50台
【遊具】
無し
【トイレ】
有り(清潔)



【レポート】
 妙高高原は、長野駅から信越本線で30分北上したところ、新潟県と長野県の県境、新潟県側にあります。標高2000メートル超級の妙高山の麓、清冽な雪解け水で妙高高原ビールが作られています。


 妙高高原ビールは、地ビールです。
 地ビールは、その昔(10年くらい前だったでしょうか)、規制緩和で大型工場でなくともビール醸造所が許可されるようになってから、急速にブームを迎えました。ブームに乗っかって小さな醸造所が地方に乱立しましたが、そもそもビールを造る技術者が圧倒的に不足していたために、品質の悪い地ビールが作られ、ブームも急速に去り、おまけに、地ビール=変なビールというネガティブなイメージまで付いてしまいました。
 しかし、現在も生き残っている地ビールの多くは、粘り強い情熱で、欧州の技術を導入するなどして品質の向上に努め、味わい深いビールを造るようになっています。


 タトラ館では、昔体育館だったのでは、と思わせる建物の中にビール工場を作り、レストランを併設しています。ビールタンクと思しきものを眺めながら出来立てのビールを飲んだり、ジンギスカンを食べ放題できたりする、ビール好きの天国が待っています。


 13時頃にレストランに入ると、昼間からビールをあおる人はいないのか、GWなのにガラガラでした。体育館風の建物なので、ガラガラ感が際立ちます。
 体育館風の天井からチェコオーストリアの国旗がぶらさがっています。

 妙高高原ビールが、中欧の技術を見本に作られていることを思わせます。チェコは、ドイツと並んでビールの本場です。日本の大手メーカーが作っている、日本人が「ビール」と呼んでいるのは、ピルスナーというタイプのビールですが、これはチェコピルゼンという土地で造られたのが発祥です。そのチェコを範としたビールとなると、それだけで何やら美味そうな気がしてきます。


 妙高高原ビールが扱っているのは、ピルスナー(ノドごしスッキリ、さわやかな苦味)・ヴァイツェン(小麦のビール・フルーティとも評される甘み)・ダークラガー(黒ビール・苦味と香ばしさ)の3種です。
 やはりなんだかんだ言っても、私の好きなのはピルスナー妙高高原の清冽な雪解け水を使っていると思うと、よりいっそうウマイ!と感じます。ダークラガーは昔は香ばしさが強かったのですが、最近はややおとなしめになりました。

(↑3種のビール+雪だるまの揃い踏み)


 バイキングと飲み放題を注文します。
 客がいないせいか、バイキングの料理数は少ないですが、から揚げ・ポテト・サラダ・枝豆等、つまみの定番ひとそろえと、ジンギスカンも食べ放題。不満はございません。

 ジンギスカンを散々食べ、ビールもジョッキで8杯ほど飲むと、「もう食べられません」という状態になります。新潟は米どころ、炊飯器のご飯を食べられなかったのが大層心残りでした。
 これだけ飲み食いしてお1人様5000円ほどでしたから、かなりお得だと思います。


【評価】
アクセス:4/5点(車で行く分には問題ないです。多少場所が分かりにくい)
散歩に向いているか:1/5点(レストランです)
子供と遊べるか:1/5点(レストランです)
総合評価:4/5点(妙高高原ビール好き)



【他サイトでの紹介】
妙高高原ビール園タトラ館