宝ヶ池公園(京都府京都市左京区)

【特徴】
リゾート避暑地を思わす池周辺の景観の良さ。比叡山の借景が◎
【住所】
京都府京都市左京区上高野流田町8
【日付】
2009年8月
【駐車場】
有り(市街地から行く場合、狐坂を上ってトンネルを抜けてすぐの右側。30台くらい)
【遊具】
無し
【トイレ】
4,5箇所有り(男別。場所により、子供用トイレがあったり、綺麗〜汚いまで色々)


【レポート】
 宝ヶ池は、江戸時代頃に、用水池として作られた人工の池が始まりです。戦後、北隣に京都国際会議場(二酸化炭素排出抑制に関する京都議定書の会議があった場所です)が作られるにおよび、宝ヶ池とその周辺も、公園として整備されました。


 京都駅などから宝ヶ池に行く場合は、地下鉄烏丸線で終点の国際会館駅で下車すればすぐです。
 朝7時頃に行くと、宝ヶ池はまだ山に太陽の光をさえぎられているためか、涼しいです。

 朝は、地元の人が、それこそ老若男女で池の周囲を散歩やジョギングしています。この辺りで7時からこんなに人出がある場所は他に思いつかないくらい、結構な数です。1週約1.5kmとのことで、ちょうど良い長さなのでしょう。私も自宅の近くにこんな環境があれば、ジョギングでもしようかなと、きっと思うことでしょう。
 道幅も広いので、のんびり歩いていても、ジョギングの邪魔にはなりません。


 池があって、周囲に散歩道があって、その外側は散歩道をとりまくように、こんもりと丸みをおびた低い山が連なって、広葉樹を茂らせています。

夏は木陰の涼を提供し、秋は紅葉が池の水面に映えます。低い山の向こう、北東の方角には比叡山がそびえているのがよく見えます。
 池では貸切ボートをやっているので、ボートで以って池の真ん中まで出れば、もはや比叡山は借景といっても良いくらい大きく見えます。(私が拙くて、下の写真には写りませんでしたが(水面にはかすかに映ってます)、この山の間に比叡山がそびえています)

比叡山の形を見ると郷愁を覚える私には、たまらない風景です。10年以上前、当時付き合っていた彼女(今の妻です)に、いつか必ず見せてあげようと心に決めた風景ですが、未だそれは果たせず、この時点で妻は宿で熟睡していました。
 まぁ、いいか。。。


 いわゆる京都らしい庭園というのとは全く違いますが、京都中で、ここの景色が最も美しいと私は考えています。この公園の設計をした人は、そうとう腕の良い人だったのではないかと、それくらい贔屓にしています。
 いささか贔屓が強いような気もしますが。
 あ、でも、大原の三千院の庭の方が好きかな〜。
 まぁ、いいか。。。


【評価】
アクセス:5/5点(地下鉄烏丸線国際会館駅下車すぐ。車でも駐車場あり)
散歩に向いているか:5/5点(まさに散歩用の公園です)
子供と遊べるか:3/5点(遊具は無いです。確か、池での釣りも禁止。ボートが借りられます)
総合評価:5/5点(池の周りの小さな山の形が、丸みを帯びていてグッとくる)
【他サイトでの紹介】
宝ヶ池ガイド
京都市在住の方が、宝ヶ池公園を写真つきで紹介しています。園全体の様子がかなり詳細に掲載されています。
研究職の方のようですが、学究の徒である私の叔父も、宝ヶ池が好きでした。そういう人に好かれるのも納得な、落ち着いた雰囲気なのです。