臼井城趾公園(千葉県佐倉市)

【住所】
千葉県佐倉市臼井田896や895の辺りに入り口有り
【特徴】
春の花見・印旛沼の眺望良好
【日付】
2009年7月
【駐車場】
有り(約5台:有名な公園というわけではないので混んでいない。花見の季節は不明)
【遊具】
無し
【トイレ】
有り(男女別・水洗式・できたばかりなのか、まぁまぁきれい)



【レポート】
 臼井城という、戦国時代の城の跡にできた公園です。城らしく、小高い丘の上にあります。
 この城は、かの軍神、上杉謙信が攻めたものの、遂に落城させることができなかった城です。


 普通、地元の歴史に大河ドラマ級有名人が登場することなんぞは稀で、普通は「え、誰?」みたいなのが登場するのが関の山です。しかし、千葉県の臼井・佐倉のあたりは戦国時代の城跡が多く、歴史好きにとっては色々な妄想をかき立ててくれる土地です。公園の近くには太田図書という人の墓がありますが、この人は太田道灌の弟です(太田道灌は戦国時代初期の代表的な武士で、江戸城の基を作った人です)。
 と言う具合にやりはじめると、いっこうに本題に入れないので、この辺で切り上げます。


 頑張りましたが、車で行くのは大変でした。
 64号線を佐倉方向に進み、中宿の交差点で右折し、次の信号をもう一度右折して、地元の道案内を見ながらグルグルまわって、坂道を上って下りて、気付けば一方通行じゃないのが不思議なくらいの細い道路で、対向車がきたら未熟な私ではどうにもならないところでした。(どうやら、中宿交差点のもう1つ手前で右折するのが良いみたいですが、そこは右折をためらわせるくらいの狭い道でした)。


 次女が寝てしまったので、妻が車内に残り、私と長女と出偵察に出ることにしました。
 公園は城跡といいつつも、あからさまな堀跡や土累や礎石が素人目にも分かる、というようなあからさま系城跡ではなく、広場が2つくっついていただけ、というような場所です。


 駐車場脇の階段を上り、向かって左の広場(二の丸跡)は、草野球ができそうな広さです。シートを敷いてお弁当を食べるに向いてる感じです。多分、お花見の季節にはそんな感じになるのでしょう。

 向かって右の広場(本丸跡)は、草ボウボウで、遊ぶにも適していませんが、広場の奥は、丘の下に広がる印旛沼の眺望が良いです。



 15分ほどで一週して車に戻りました。
 城址公園とは言いつつも、お城を思わす遺構や掲示物は殆どありません。公園入口(駐車場入り口とは別の入り口)に「臼井城址公園」の碑と、案内の看板くらいです。
 この公園は、単体で捉えず、周囲の古刹等の史跡とセットで考えると、特徴が出てくるように思います。
 周辺にある星神社や、太田図書の墓・雷電の墓など、これらをハイキングして公園で休憩する、というような感じですね。実際、ハイキングしている人たちを数組みかけました。



【評価】
アクセス:1/5点(車はやめた方が良いです)
散歩に向いているか:4/5点(周辺をハイキングする時の休憩ポイントに向いてます。印旛沼展望良好)
子供と遊べるか:2/5点(遊具は無い。広場でボール遊びくらい)
総合評価:2/5点(特徴が薄いような。もう少し城跡チックな面を見せてくれても良いような)
【他サイトの紹介】
歴史の道 城跡と古刹をめぐる